取引市場様のご来園が始まりました

2017/01/20

毎度おおきに、湖東フラワーです。

年が明け、1月も早後半に差し掛かりました。
この時期になると、春に向けて取引市場のご担当者様が来園されます。
先日、今年初の訪問がありました。

タイミングが良いのか悪いのか、このところ「何十年ぶりやねん!」と
言わんばかりの大雪に見舞われてしまいました。
温暖化が進む昨今では、辺り一面の雪景色はある意味貴重ですね(笑

滋賀とはいえ、こんなに降るのは実に10年以上ぶり。
(久留米の城戸さん、遠方から足元の悪い中ありがとうございました。)

園内の案内する道中、担当者様とはいろいろな話をします。
相場のこと、業界のこと、作り方のことなどなど…。
母がよく言っていますが、作り手の想いだったり拘りってすごく大事だと最近思います。
国内ではたくさんの生産者がアンスリウムを生産しています。
でも作り方は千差万別です。
同じアンスリウムでも根の張り方、葉の大きさ・枚数、花の発色等が全く異なります。

アンスリウム自体の商品としての価値やデザイン性は大前提として、
当園が持つストーリーをもっと伝えていきたいと考えています。

最近「モノではなくコトを売る」という言葉が話題になっています。
買い物を通して得られることを提案していくことの重要性が
非常に高まっているということですね。

↑機能にデザイン・ストーリーがプラスされるとマーケット・価格が共に大きくなる。
(ダイヤモンド社のこちらのページから引用しています)

アンスリウムのメイン生産地である愛知県と何が違うのか…とか、

雪が積もるほどの場所で観葉植物を作るとどうなるのか…とか、

作り方について、どこが他と違うのか…とか、

なんで薪を使ったボイラーを使うことになったのか…とか。

こういう情報を「価値」として伝えることで、アンスリウムを「当園が作る」ことに意味が生まれます。

多くの生産者は拘りを持ったものづくりは得意ですが、拘ったことについてアピールするのが苦手な気がします。
それゆえに、時には仕入れ側に足元を見られてしまうのも事実。

これまで当園に起きた出来事含め、今後当園に関わってくださる方々にしっかりとお伝えしていこうと思います。

ちなみに、当園のお越しになるタイミングは3月頃がベストです。
それより早いと商品がそこまで大きく育っていませんし、
遅いと出荷シーズンに被り、良い商品から出荷されていった後になります。

ご興味のある方は、ぜひ一度お越しください。