アンスリウムの廃棄って

2018/11/27

毎年何万という株を仕入れますが、中には商品にならず廃棄するものも出てきます。
今年は酷暑な夏だったので、アンスリウムと言えどダメージを受けました。
ウチで全体の1%くらいですが、多いところだと畑一杯に廃棄するところも。

花が少なかったり見た目のバランスが悪いだけで株が腐っているわけではないので、
ご希望の方がおられたらお譲りしますのでご連絡ください。

脱・人依存に向けて

2018/03/05

滋賀県のプロジェクト発表にて、最優秀賞(滋賀県知事賞)をいただきました。

所属している青年農業者クラブは、定期的にこのような発表の舞台が用意されています。

初めは市内、次に滋賀県(今回)、近畿圏、全国へと徐々に規模が大きくなっていきます。

就農して2年が経ちましたが、ひとまずは人様に評価いただける活動ができているようで一安心しました。

今回発表したのは、「インターネットを使った販売力強化」というテーマでした。

ウチは両親がこれまで創ってきた農園を私一人が継承したので、ただ両親の仕事を引き継ぐだけではパンクしてしまいます(苦笑)。

両親がこれまでやってきた業務を省力化することがきっかけで、今回の発表に至ったわけです。

元々めんどくさがり屋な性格なので、今やっている仕事もいかにラクできるかなーと考えてばかりいました。

その点でインターネットを上手く使って売上を上げるための今回の取り組みは、自分らしいモノだったなーとしみじみ感じています。

 

つい先日、茨城県の野菜生産において外国人実習生の依存が問題視されているという記事がネット上に落ちていました。

外国人実習生を引き受ける農家さんは全国にいます。

実習生は一般的な雇用と比べてコストが低いため、上手く業務を型化して、実習生に任せられている農家さんはだいたい儲かっています。

一方で、今回の記事のように実習生に依存した経営をしている農家も少なくありません。

これは人口減少とは別の問題なので、今に始まったことではありませんが…。

それくらい、農家さんの経営は苦しいのが現状です。

ただ、その苦しさはどんどん加速すると見られています。

(参考)日本が外国人労働者に見捨てられる日

このままではどんどん日本の農業は衰退して、輸入依存が進みます。

これはアカン。

 

農家間の話では、「機械を入れるよりも人を雇った方が安い」という話がよくなされるのですが、

今後はこういう話はどんどんできなくなるでしょうね。

多少の手間・コストを考えてでも、機械化・自動化のことを嫌でも考えることが求められそうです。

 

幸いウチは鉢花が商材で、個体差はあるものの、決まったサイズの苗と決まったサイズの資材を扱っています。

現状ウチでも環境制御の設備の自動化と販売の省力化を進めていますが、今後そういう取り組みの発信が求められそうですね。

何とかこの業界をより良くしたいので、頑張ります。

ふるさと納税の撮影を通して

2018/02/19

毎度おおきに、大変ご無沙汰の投稿です。

商品の季節柄、年末に出荷を終えてから2月下旬くらいまでは比較的時間ができます。
しばらく投稿ができておりませんでしたが、ちまちまと活動はしております。

今回、今年のふるさと納税返礼品用の写真撮影がありました。
髙島屋様、いつもありがとうございます。

ふるさと納税に取り組もうと思ったのは、流通市場を経由しない流通ルートを作りたかったからです。
市場様には本当にお世話になっていますので、その商売を邪魔するつもりは毛頭ありません。

ただ、市場様に頼り切りになることで、その先のお客様像が見えなくなるのはマズイと思っています。
市場様以外のルートを作ることで、自身の商売を多面的に見ることができると思い、取り組みを始めました。

農業では、生産者自身が作ったモノを卸売市場に出荷することがまだまだ当たり前の業界です。
ただ、インターネットが世に登場し、消費者との距離を一気に詰めることができるようになった今、
生産者からいろんなルートで商品情報を発信することは、お互いにとって大切ではないかと思います。

SNSが一般的になったので、消費者は自身がこれから購入する商品を事前リサーチできるようになりました。
3.11の影響で、身近な農産物がどこで作られたのかについて興味を持つ消費者が増えました。
今後商品の生い立ち(作り手の想い等)がさらに注目されるようになる世の中が来るでしょう。

これまでは市場様を通してしか情報が消費者に伝わらなかったのが、いろんな形で伝えることができるようになります。
お客様に納得して自身の商品を買っていただくためにも、生産者自身が何を大事にしているのかをもっと発信していければと思うようになりました。

なので、今後もいろんな発信をしていきます。

めんどくさがり屋なので、中の仕事をもっと楽にしたい。

2017/11/08

ご無沙汰しております、湖東フラワーです。

今年の出荷作業も概ね終わり、台風21号で受けた被害の対処も概ね終わりました。

今は来年の出荷に向けた準備をぼちぼちと進めております。

今回は中の仕事について、最近いろいろやってることをまとめましたという話です。

ここ1ヶ月くらいは、効率の悪い仕事の効率化に励んでおりました。
やったことはとてもありきたりです。
でも、経営者として実際に取り組んでみると結構インパクトあるなーと実感しています。

 

大体やったのはこんな感じ。

①一番古い棟のベンチの脚カット
②インターネットFAXの導入
③伝票のエクセル化と自動PDF出力
④データを全部クラウドに移して、家でも作業できるようにした

 

当園に来られた方はご存知かもしれませんが、昔ポトスを作っていた関係でベンチの背がすごく高いのです。

上が処理前、下が処理後。
1mほど低くしました。
何故かこれまで手がつけられてなかった設備なんですが、この度思い切ってやりました。

これで在庫状況がわかりやすくなって水やりもし易くなりました。
12個のベンチに対して作業費用はだいたい30万くらい。
これまでかかっていた手間を考えると、これはやってよかった。
およそ1-2年でペイします。

 

話が変わって、農業界はFAXによる情報伝達が主流だったりします。
LINEで連絡が済んでしまう取引先もあるのですが、大体はFAXです。
これがまた手間を取られるのです。
伝票を取引先毎に毎週20枚くらい作って、それを一箇所ずつFAXで送るのはホントに手間です。
この作業に毎週3時間くらい取られるのはたまりません。
しかもFAX代結構高いし。

なので、

伝票をエクセルで作れるようにして、
マクロで伝票を取引先毎にPDFで出力できるようにして、
インターネットFAXでかんたんに送れるようにする

 

というのはインパクトは絶大でした。
1週間で伝票作成→送信にかかる手間は1/5、コストは1/4になりました。
これでかいなー。
これで早く帰れる。
データも残るし。

 

ついでに、データをすべてクラウド上に移して家のPCからでもアクセスできるようにしました。
これで家にいるちょっとしたスキマ時間を有効活用できます。

こういう取り組みも大事やなーとしみじみ思います。

 

 

 

住宅の彩りに観葉植物を

2017/09/04

毎度おおきに、湖東フラワーです。

本日、私の兄の依頼で、取引先の「創建築工房」様の移転祝いをお届けしてきました。

新オフィスにお邪魔すると、綺麗な女性スタッフさんにお出迎えいただきました。

あまりに素敵なオフィスでしたので、写真を一枚撮らせていただきました。

創建築工房様は、滋賀の彦根にある注文住宅を請け負う会社様です。

元々施工業務を中心に事業を展開されていましたが、今では企画や販売まで一貫して行っておられます。

アンスリウムの他にも胡蝶蘭・モンステラ・切花の花束等たくさんの移転祝いが届いていました。

 

住まいの素材には木材や鉄骨等いろいろな素材が使われます。

ですが、アンスリウムの赤色のようなビビットな色はなかなか使われませんね。
※そりゃあ、素材に赤なんて使ったら、派手すぎて落ち着きませんし(苦笑

観葉植物の緑や華やかな赤色は、そんな中に程よいアクセントになります。

オフィスならお客様を出迎える素敵なパートナーになってくれますね。

日差しにご注意 その2

2017/08/01

毎度おおきに、湖東フラワーです。

先日に引き続き、強い日差しを浴びてアンスリウムがダメージを受けてしまったというお話です。
梅雨も明けたこの時期、アンスリウムにとって日差しは天敵です。
1分とかそれくらいなら問題ありませんが、10分くらい当たり続けると危険信号です

強い日差しを浴びて、葉焼けを起こしてしまったアンスリウムは以下のような症状が出

 

葉や花の真ん中あたりに黒いシミが出来始め、徐々に広がります。

 

毎度おおきに、湖東フラワーです。

こうなってしまうと、もう手遅れです。

株自体はダメにはならないので、見栄えが悪ければ問題の部位を切除してください。

直射日光の当たらない、明るいところに置いてもらえれば、新しい花を咲かせてくれますよ。

 

最近当園の商品を購入いただいた花屋さんから、上記のような問い合わせをいただきました。

話を伺ってみると、市場の駐車場で商品を自身の車に積み込む時に光りを当て過ぎてしまったようです。

荷物が多かったりすると、積み終えるまでにかなりの時間がかかったりします。

そういう時は要注意ですね。

車に積んだ後も、窓から差し込む光にも要注意です。

 

なお、アンスリウムは多少暗いところに置いてもOKな植物です。

光の通らないシートを上から被せると安心ですね。

 

アンスリウムは植物を育てる登竜門

2017/07/04

毎度おおきに、湖東フラワーです。

先日山口県から遥々当園まで某市場様がお越しくださいました。
互いの近況含めいろいろな話をしたのですが、そこで出てきたワードがタイトルの内容でした。

アンスリウムを「登竜門」と言うにはちょっと恐れ多いとは思いますが…

確かにアンスリウムはポイントさえ押さえておけば意外に枯れにくい植物です。
切り花みたいに花瓶の水を毎日変えなくても良いですし、
直射日光さえ気をつけていれば、アンスリウムは枯れません。
成長も遅いので、植え替えや追肥もすぐには必要ありません。
この季節に暑さで腐る心配もありません。

なので、そういう意味では、初めて育てる植物としてアンスリウムは割とやりやすいかもしれないですね。

①土が乾くまで水はやらない(1-2週間くらいほっといてもOK)
②光がダイレクトにならない明るい室内に置く
③10℃以上の場所に置く

正直これだけ気をつけておけば大丈夫のシロモノです。
※①で毎日水をやってしまったりしなければ問題無し。

よく置かれがちな玄関さえ避ければ、この季節②と③は大丈夫でしょう。

まもなくお中元のシーズンですね。
贈り物にお菓子はすぐに無くなってしまいますが、アンスリウムはずっとその場に残ります。
贈り物として失敗しにくいので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

「市場法の廃止」を政府が検討

2017/06/30

毎度おおきに、湖東フラワーです。

大変ご無沙汰しております。
久々のブログ更新です。

先日、日本農業新聞に「市場法の廃止」に関する記事がありました。
政府が主導で検討しているそうですが、農業界が大きく変化する兆しになりそうです。

焦点は「受託拒否の禁止」の是非です。
要は市場側が生産者が出荷した商品の受取・販売を拒否できるようにすべきかどうかというものです。

市場のルールは不思議なもので、生産者が市場に出荷したものを市場側は拒否できません
お客様のニーズがあろうが無かろうか、拒否は不可。
市場側が内心「こんなにたくさん要らないのに…」と思っていても、いざ出荷されてきた荷物は売らないといけないルールになっています。

今回の検討結果によっては、これまで文句を言わず商品を引き受けてきた市場が今後「No」と言えるようになるということですね。

この改正のインパクトは非常に大きく、生産者・市場共に淘汰が一気に進むことが懸念されます。
私も含めた生産者が、今後は自分の商品をしっかり売り込むことが求められそうです。

お客様のニーズをしっかり掴んだ上で、お客様に喜んで選んでもらえる商品作りを続けていこうと改めて思えた記事でした。

 

母の日商戦終わりました

2017/05/16

毎度おおきに、湖東フラワーです。

先週で母の日商戦が終わりまして、少し落ち着いた1週間を過ごしております。
今年は例年よりも寒いので、昨年比の出荷量が気がかりでしたが、おおよそ例年通りの成果でした。
販売に関わっていただいた皆様、ありがとうございました。

最近暖かくなってきて、植木鉢の土が乾きやすくなっています。
その注意事項について、まとめてみました。

アンスリウムは水やりがそこまで必要ないと言われる植物ですが、乾燥に強いというわけではありません。
ただ、成長が遅いために水の吸収も緩やかという話です。

水やりが上手くできていないと、アンスリウムの花に変化が出てきます。

水やりを忘れて土をカラカラに枯らしてしまうと、古い花と葉が黄色く枯れていきます。

水をやり過ぎると根腐れを起こします。花が紫っぽくなり、茶色く枯れていきます。

アンスリウムはよくも悪くも鈍感な植物です。
水やりを失敗しても、しばらくは枯れたりしません。
その影響は2ヶ月後に顕れます。
管理を改善しても、すぐには良くなりません。
同じく2ヶ月後くらいに顔色が良くなります。

なので、アンスリウムの様子がおかしくなったなと感じた時は、その2ヶ月前にどんな管理をしていたかを振り返ってみると、原因がわかるかもしれませんね。

以心伝心?

2017/05/03

毎度おおきに、湖東フラワーです。

世間はGWですが、その後の母の日商戦のために当園は仕事です。
この仕事をするようになってGWを休むことはなくなりましたが、まぁ…どこも混んでますしね(苦笑

今日は仕事が早く終わったので、近所のバーでまったりしておりました。
そこのマスター(女性)から聞いたお話です。

マスターには息子さんがいます。
母の日になると、その息子さんからマスター宛に花が届くそうです。
とても綺麗に仕立てられたカーネーションが届いた時は、「ほぉ~」とつい言葉が出たほどだとか。
「毎年律儀に送ってくれなくてもいいのに…」と思いつつ、マスターもそれを毎年楽しみにされていたそうです。
とても良いお子さんですね。

ところが、そのお子さんが昨年ご結婚され、その年の母の日からはその奥様からお花が届いたそうです。
そのお花がすごく粗悪だったそうで、これまで素晴らしい花を息子さんからもらっていたこともあり、すごくガッカリしたと言っていました。
「これなら贈らない方がマシだわ。」と。

マスターは「その人の心が見える」と言っていました。
母の日に限らず、大事な人に贈り物をするのは良いことですし、予算の多寡は重要ではありません。
ただ、相手に喜んでもらえるモノ選びと相手に喜んでもらえる渡し方をしたいものだな、としみじみ思いました。

花は値段によってその商品としての出来栄えが大きく変わります。
当園でも決して安くはない価格帯の商品を世に出しております。
マスターの言葉は、「粗悪品作るなよ」という僕への励ましただったのかもしれません。
独りよがりにならない程度で、しっかりしたもの作りを心がけようと改めて思った一晩でした。

【考察】母の日の贈り物にアンスリウムを選ぶと安心

2017/04/24

・うむ

毎度おおきに、湖東フラワーです。
昨日滋賀の近江八幡市にある温泉に行ってきました。
長命ずいかくの湯」というちょっと高級な温泉で、結婚祝いに招待チケットをいただいたので、奥さんと行ってきました。
休憩スペースのソファーで横になっていたら、なんとアンスが飾ってあるではありませんか(写真)。
温泉施設は、温度高め・湿度高めとアンスリウムにとって好ましい環境なので、長持ちしてほしいなーと思います。

閑話休題。

今日ある知人が来園されまして、母の日の贈り物について話を伺っておりました。
毎年この時期になるとアンスリウムを注文しに来てくださいます。
今年も昨年とは違う色の商品を注文してくださいました(後日宅配)。

彼女が言っていたのですが、「母の日の贈り物にアンスリウムは安心」なんだそうです。

何故かを聞いてみると、アンスリウムは、配送トラブルが起きにくいとのこと。
詳しく聞くとこんな感じでした。

① 母の日は配送量が増えるため、荷物の遅延を無くすために生産地より早めに出荷される。
出荷から荷物到着までに時間がかかるので、やっぱり花の鮮度が心配
アンスリウムなら、多少遅れても花が枯れる心配はないやん。

② 母の日定番の赤い花。アンスリウムの花も赤い。
アンスリウムでええやん。

③ カーネーションやバラだと日持ちしないので、もらった後長く楽しめない。
アンスリウムだと花持ちが良いから、その点問題ないやん。

④ 荷物トラブルにより代替品を用意するにしても、アンスリウムなら見栄えもするし問題ない。
とりあえずアンスリウムを送っときゃええやん。

…なんだそうです。

なるほどなぁ。
思い切った贈り物を用意するのもいいけど、「失敗しない」モノ選びも大事ということですね。

とても参考になる話を聞けました。
というわけなので、皆様湖東のアンスをぜひともよろしくお願いします。

最近暖かくなってきたので、土がよく乾くようになりました

2017/04/18

毎度おおきに、湖東フラワーです。

久々の投稿です。
今月に入り晴れの日も増え、ようやく暖かくなってきましたね。
そんな過ごしやすい時期ですが、アンスにとっては気になる時期でもあります。

鉢の乾燥が起こりやすいのです。

曇りや雨の日が続いた後に快晴になると、鉢の水分は一気に無くなります。
この乾燥が結構厄介で、水やりが遅れると下部の花から順番に黄色く枯れていきます。
うっかり水をやるのを忘れると、写真のようにカラカラになってしまいます。

当園で使っている土は、ピートをベースに調合しています。
※排水性向上のためのパーライト、緩効性肥料・微量元素等を加えています

実はこのピート、湿っている時は良いのですが、乾燥し過ぎると水をはじく性質を持っています。
一度たっぷり水をやっただけでは鉢が重くならないんですね。
なので、カラカラに乾いた時は、少し間を置いて複数回やると保水力が戻ります。

当園の乾いた鉢を3つ使い、水やりの度に鉢がどれくらい重くなるのか実験してみました。
水やり後、1分30秒の間を空けて、2回目・3回目と水をやってみました。
その結果を平均してグラフにしたのが上記です。

5回目の水やり後の重さを100%とすると、2回目の時点で約98%まで届きます。
乾きの程度にもよりますが、当園の土はだいたい2回くらい重ねて水やりをすると、たっぷり水を含んでくれるということですね。

なので、購入されたお客様でも、乾きすぎた鉢に水やりをされる場合は、間を開けてたっぷり水を含ませていただけると良いかと思います。

最近暖かくなってきたので、土がよく乾くようになりました

2017/04/18

毎度おおきに、湖東フラワーです。

久々の投稿です。
今月に入り晴れの日も増え、ようやく暖かくなってきましたね。
そんな過ごしやすい時期ですが、アンスにとっては気になる時期でもあります。

鉢の乾燥が起こりやすいのです。

曇りや雨の日が続いた後に快晴になると、鉢の水分は一気に無くなります。
この乾燥が結構厄介で、水やりが遅れると下部の花から順番に黄色く枯れていきます。
うっかり水をやるのを忘れると、写真のようにカラカラになってしまいます。

当園で使っている土は、ピートをベースに調合しています。
※排水性向上のためのパーライト、緩効性肥料・微量元素等を加えています

実はこのピート、湿っている時は良いのですが、乾燥し過ぎると水をはじく性質を持っています。
一度たっぷり水をやっただけでは鉢が重くならないんですね。
なので、カラカラに乾いた時は、少し間を置いて複数回やると保水力が戻ります。

当園の乾いた鉢を3つ使い、水やりの度に鉢がどれくらい重くなるのか実験してみました。
水やり後、1分30秒の間を空けて、2回目・3回目と水をやってみました。
その結果を平均してグラフにしたのが上記です。

5回目の水やり後の重さを100%とすると、2回目の時点で約98%まで届きます。
乾きの程度にもよりますが、当園の土はだいたい2回くらい重ねて水やりをすると、たっぷり水を含んでくれるということですね。

なので、購入されたお客様でも、乾きすぎた鉢に水やりをされる場合は、間を開けてたっぷり水を含ませていただけると良いかと思います。

今年も小売店巡りを進めております

2017/04/03

毎度おおきに、湖東フラワーです。

昨年に引き続き、今年も市場の担当者様に同伴いただき、小売店様巡りを進めております。
今年は例年より寒いのと、年度末ということもあり、アンスリウムの出だしはまだ遅めです。
一方で、胡蝶蘭はバンバン注文があるようで、店によっては壁面のようにレイアウトされていました。
退任・離任式用途で使われていて、高いものだと一鉢50,000円で取引されるそうです。すげぇ。

アンスリウムはもう少し暖かくなってから出荷が始まります。
当園でもボチボチ出荷を進めています(まだまだ本調子ではありませんが)。

実はこの時期、この1年の販売価格が決まる大事な時期でもあります。
この時期に価格が崩れると、その後も崩れ続けます
商品の注文・相対販売の率が8割を超えている当園にとって、値崩れは非常にイタイのです。
そのため、出荷量にはかなり慎重になります。

小売店様には主に2パターンのお客様がいます。
 ①高くても良い商品が欲しいというお客様
②セリでできるだけ安く仕入れたいというお客様
…です。

当園の商品は6号サイズ換算だとで日本一高額なのですが、ありがたいことにお客様のほとんどが①です。
今回その小売店様のひとつを訪問したところ、興味深い話を伺うことができました。

その小売店様は当園の商品に限らず、「セリで商品を買わない」事をポリシーとされています。
その理由は以下の内容でした。

「セリに出る商品は安いけど安心感が無いんだよ。
 安く仕入れた商品がハズレだった場合、それを買ったお客様の信用を失う方が怖い。
 良い商品なら、相応の値付けをして買ってもらえば良い話だよ。
だから、俺は商品は相対取引でしか買わないんだよ。」

…なのだそうです。
高い商品が取引し続けられているということは、相応の品質が保たれているということの裏返しという解釈なんですね。

こういうお客様は、商品の品質が落ちると一気に離れていくお客様でもあります。
こちらも相応のプレッシャーを持って対応しています。

最近「格安」を売りにした旅行会社の『て◯みくらぶ』が倒産しました。
商品を安く買えるのは良いことですが、安かろう悪かろうになりがちなのも事実。
商品を安売りするのは簡単なのですが、それにより半端ない悪影響が出ます。
先のブログで書きましたが、安売りすると限界利益が減少します(売っても売っても利益が残らない)。
それよりもオソロシイのは、「値下げが当たり前になって、価格がどんどん下がっていく」ことです。

「あそこはほっといたら値下げしてくるよ」とか思われてしまったらもう終わりです。

良い商品を作れているし、それをお客様も評価してくださっています。
「高くても欲しい」と思ってもらえるような商品作りに一層力を入れて、自信を持って世に出して行こうと思った小売店巡りでした。

【商売している人向け考察】利益計算を数字で理解する

2017/03/20

毎度おおきに、湖東フラワーです。

連休初日の土曜日、商売の勉強会のため大阪まで行ってきました。
テーマは主に①利益計算・②財務会計・③銀行との付き合い方の3つ。
話者の方はどなたも素敵な方で、素晴らしい内容を話してくださいました。
どれも商売をする上で重要な内容ですが、特に①利益計算について思う事が多かったです。
このブログをご覧になっている方は花屋さん(≒自営業者)が多いと思います。
多分今後の商売に参考になるんじゃないかーと思い、今回はこの内容について考察してみました。

「利益」と書くと「お金かよ!金儲けかよ!」とか言われそうですね。

当園ではアンスリウム(鉢花)を作っております。
商材が花なだけでやっぱり商売なので、利益はとても大事です。
利益が出ないと設備の増強もできませんし、雇っている方にお金を払えないし、苗を買う資金も捻出できません。
結果、良い商品を世に送り出すことができなり、商売が破綻します。
なので、商売人(=経営者)が利益を考えることはとても大事です。というかそれが仕事です。

…なはずなのですが、

「自分が売っている商品をひとつ売ると、いくら利益出るのか?」

という素直な問いに対し、答えられない人って私も含めて意外と多いのかな、と。

今回の勉強会では、話者の古屋悟司さんが「限界利益」という言葉を使い、理解をラクにしてくださいました。
※限界利益:売上から変動費(=売上に応じて嵩む費用)を引いた数値。百分率にすると限界利益率。

決算書を作っている人は、売上から一般・販売管理費を引くと商売全体の平均限界利益率がわかるので、
この数値を基準にして、現在販売中の限界利益率を高くする努力をしたり、今後限界利益率の高い商品を投入していったりすれば、経営が利益体質に改善されると解釈しました。

この限界利益率が理解できたので、私は以下のような事も理解できました。

①値引きが利益にどう響くかが計算できる
→値引いた商品を売り切ったら利益がいくら残るとか、いくら売れば同程度の利益が確保できるかがわかる。
②値引率によっては、売れば売るほど赤字になることが数字で理解できる
③値上げする場合も、いくら値上げすれば利益が維持できるのかがわかる

古屋さんは「限界利益」で説明してくださいましたが、値下げするにしても値上げするにしても、基準となる数値がわかるってありがたいことなんだなーとしみじみ実感しております。

また、値上げ後のお客様の反応に変化があったという話も印象的でした。
値上げをすると、お客様の層が変化するんですね。
値段にうるさい層が消え、レビューの内容が改善されていくんだそうです。
値上げをすると新たな顧客開拓が必要になりますが、長い目でみると顧客整理の点で値上げはひとつの手段かもしれません。
とはいえ、値上げと一言でいってもマーケティングの観点では考えることは多いので、簡単ではありませんが…。

とまぁ、そんな学びの多い勉強会でした。

最後に、この勉強会ではお土産をひとつもらいました。

決算!簿記!確定申告!

2017/03/15

毎度おおきに、湖東フラワーです。

今日は確定申告の最終申告日ですね。
私も昨日終えてきました。

自営業者や経営者の皆さんは、この時期になると頭を悩ませているのでは?
税務署に行ったら、若い方もたくさん申告に来られていました。
サラリーマンの方がふるさと納税の控除を受けるために確定申告をするケースも増えているようですね。
そういえば、今年からクレジットカードで税金を支払えるようになっていました。

ウチの場合ですが、会計の仕訳自体は年内に終わらせていても、2月中旬を過ぎたあたりから徐々に焦り始めます。

 

3月の10日を過ぎたあたりになると、毎夜毎夜あーでもないこーでもないと、数字とにらめっこです。
で、無事申告書の提出を終えると、何とも言えない安堵感と共に税務署を後にします。

大体3月の今の時期は毎年こんな感じです。

確定申告はサラリーマンの方には馴染みが薄いかもしれませんが、申告の時には決算書を作成します。
経費として使った領収書の記帳や金額の集計もこの時にやりますが、私個人的には作業自体は好きだったりします。
というのも、1年のキャッシュフローがわかるので、領収書をまとめながら1年の振り返りができるんですね。
「あー、こんなん買ったな~」という過去の事実確認ができたり、
「あー、これ買ったけど無駄遣いだったわー」という反省ができたり。

なかなかお金が貯まらん…という人は、ふるさと納税の申告ついでに一度やってみられてはどうでしょう。
ハードルが高い人は家計簿でもいいと思います。

昔家計簿を5年ほど続けていた時、家計簿の威力を思い知ることがありました。
使ったお金が数字で見えるので、次第に無駄遣いが減っていくんですよ。
現状を知るって大事なことだなーと、この時シミジミ思ったものです。
奥様に丸投げしていた方も、一度目を通してみるだけでも、結構お金の流れがわかったりしますよ。

ぜひ。

 

 

当園商品のお取り扱い店舗一覧を作りました

2017/03/04

毎度おおきに、湖東フラワーです。

このWebサイトを立ち上げて早1年が経ちました。
アンスリウムや当園の事を知ってもらいたい一心で、更新を重ねてきました。
結果、多くの皆様に閲覧していただいているようです。
販売に関わっていただいている市場・小売店の皆様を中心として、アンスリウムの情報も広まっていっているのではと期待しております。

この1年運営していると、全国からいろんな問い合わせをいただきます。
その中で散見されたのはこちらの問い合わせです。

「湖東フラワーさんの商品はどこで買えるの?」

確かに、この質問に対する答えは載せていなかったと猛省しております。

そこで、こちらに小売店紹介ページを作成しました。
先日公開したばかりで、今掲載OKなお店情報を収集しつつ、掲載を行っております。

Webサイトのメニューリストの中の「湖東フラワー
 → 6.取り扱い店舗

情報は適宜更新していきます。
興味を持っていただいた方は、ぜひご覧になってみてください。
ご近所の花屋さんが取り扱っているかもしれません。

オーストラリアのアンスリウム事情

2017/02/19

毎度おおきに、湖東フラワーです。

先日4日に無事挙式を執り行いまして、先週末から昨日まで旅行のため海外に行っておりました。
旅行先だったオーストラリアは南半球なので、ちょうど夏ですね。

ちょうど旅行中にバレンタインデー(2月14日)を迎えたので、町中のムードを見てみました。
南半球のバレンタインデーは暑いのです。
熱帯植物のアンスリウムにとって大変ワンダフルな1日なのです。

アンスリウムをハート型をアクセントとした寄せ花が花瓶に挿されていました。
涼しい店内に写真のような彩りがあるととてもエレガントですね。
近くのテーブルではカップルがグラスを傾けておりました。

また、他の店では真っ赤な薔薇の花束をテーブルに飾り、カップルが食事をしていました。
バレンタインデーは、海外では男性が女性に日頃の感謝を伝える日ですから、女性も嬉しそうでした。

夜、宿泊したホテルにてエレベーターに同席した老夫婦から、「Happy Valentine!」と一言。
知らない人にも気軽に声をかけられる、本当に素敵なお二人でした。

日本人も見習わないといけないですね。

直接販売の大変さを垣間見たという話

2017/01/28

毎度おおきに、湖東フラワーです。

いつもお世話になっている㈲ヨシオカ園芸の吉岡さんから、寒中見舞いのお返しが届きました。
お返しの封筒には写真にあるニュースレターが入っていました。
生産者でこういった取り組みをされている方はかなり珍しいので、ちょっと取り上げてみました。

吉岡さんはインターネットを使って、ベゴニアを直接販売されている珍しい生産者さんです。
このニュースレターはベゴニアの購入者に対して送られたものを参考に送ってくださったのでしょうか。
レターの中身が大変作り込まれており、もちろん印刷はカラー。
中身を考えるのにすごい時間とエネルギーをかけてるんだろうな…と思える内容です。
お客様とのコミュニケーションに力を注ぐ情熱をヒシヒシと感じました。

ネット社会になって、ペーパーレス化が進みました。
メールやSNSなど…コミュニケーションがスマホひとつでできる時代になりましたが、
メルマガよりもこういうリアルなレターが来るとやっぱり嬉しいですね。

今後の参考にさせていただきます。
吉岡さん、ありがとうございました。

豪雪の中、光の強さについて考察した話

2017/01/24

毎度おおきに、湖東フラワーです。

先週に引き続き、昨日から大雪が降っております。
しかも先週より雪量が多く、道中何台もの車が道路脇の田んぼにダイヴしていました。
雪かきしても後からすぐに積もり始めやがります。
なので、薄手のシャツ1枚になり、半ば発狂じみた勢いで励んでおりました。
こういう作業の後に飲むプロテインがまた格別なのです。

私の車もこんな感じに雪化粧されております。

左が今週、右が先週。
雪量の違いを感じてもらえますでしょうか?

さて、こういう日は屋根に雪が積もるので、ハウスの室内がとても暗くなります。

壁面には雪が積もらないので、雪に反射した光が差し込んでいます。暗いですねー…。

照度を測ると、ハウスの中腹で300ルクスくらいで、壁際では1800ルクスくらいでした。
300ルクスは暗めのリビングくらい、1800ルクスは明るい勉強部屋くらいの明るさです。

アンスリウムの栽培に必要な照度はおよそ10,000-20,000ルクスくらいなので、結構暗いですね。
アンスリウムは元々暗い場所に棲む植物なので、数日間このような環境でも枯れないのは助かります。

基本的に、光は植物の光合成や花が咲くのために必要なので、無いと枯れるしかありません。
しかも植物には足がありませんから、人間みたいに別の場所に移動するということもできません。
なので、植物は光の量に応じて違った反応を示します。植物って奥深いですね!

一般的に暗い場所の植物は、できるだけ光を葉緑体に吸収させようとし、葉の色が濃くなります。
一方で明るい場所の植物は、必要の以上の光を吸収させないよう、葉の色が薄くなります。
葉の緑色は葉緑体です。
色が濃いということはそれだけ光合成によりエネルギーを作り出す葉緑体が多いということです。

暗い場所では花のような生殖器官ではなく葉のような栄養器官にエネルギーが優先して使われます。
葉緑体を作り出すにもエネルギーは必要ですし、暗いために作り出せるエネルギーも限られています。
「花咲かせるよりもっと大事なことがある!」と植物が考えてしまうわけですね。
そのため、暗い場所に置かれた植物は花がドンドン枯れていきます。
暗い玄関に置かれ続けた植物の花が枯れるのはこのためです。

また、アンスリウムの場合、光の量に応じて新葉の生え方も異なってきます。

先ほどの暗い棟にあるマデュラルの株写真です。
黄緑色の葉が新葉です。

なんとこの新葉、暗い場所だと花(赤色のやつ)を越えた高さの場所に展開します。
花を葉が覆ったような見栄えになります。
植物が「上へ伸びたらもっと光があるんじゃないか」と勘違いするわけですね。

当園の場合、この暗がりは一時的なものなのでそういうことはありませんが、
この暗がりが続くと花は枯れ、葉がどんどん上に伸びていくことになります。

こういう状態を業界用語で「(軟弱)徒長」と言います。
まるでもやしのように、ヒョロっとした草姿になるということですね。

基本的に、強すぎなければ光をガンガン当ててあげた方がアンスリウムはよく育ちます。
なんせ植物ですから。
お客様をお家にご招待される時は、その時だけ玄関に置くようにしてください。
それ以外は窓際の明るい場所に置くようにすると良いと思います。

※この時期の窓際は大変寒いので、熱源のある暖かいところに置いてあげてください。

アンスリウムは買った後の管理も大事になります。
こういう身近なところから理解を深めていただけると、生産サイドとしても大変嬉しいです。

取引市場様のご来園が始まりました

2017/01/20

毎度おおきに、湖東フラワーです。

年が明け、1月も早後半に差し掛かりました。
この時期になると、春に向けて取引市場のご担当者様が来園されます。
先日、今年初の訪問がありました。

タイミングが良いのか悪いのか、このところ「何十年ぶりやねん!」と
言わんばかりの大雪に見舞われてしまいました。
温暖化が進む昨今では、辺り一面の雪景色はある意味貴重ですね(笑

滋賀とはいえ、こんなに降るのは実に10年以上ぶり。
(久留米の城戸さん、遠方から足元の悪い中ありがとうございました。)

園内の案内する道中、担当者様とはいろいろな話をします。
相場のこと、業界のこと、作り方のことなどなど…。
母がよく言っていますが、作り手の想いだったり拘りってすごく大事だと最近思います。
国内ではたくさんの生産者がアンスリウムを生産しています。
でも作り方は千差万別です。
同じアンスリウムでも根の張り方、葉の大きさ・枚数、花の発色等が全く異なります。

アンスリウム自体の商品としての価値やデザイン性は大前提として、
当園が持つストーリーをもっと伝えていきたいと考えています。

最近「モノではなくコトを売る」という言葉が話題になっています。
買い物を通して得られることを提案していくことの重要性が
非常に高まっているということですね。

↑機能にデザイン・ストーリーがプラスされるとマーケット・価格が共に大きくなる。
(ダイヤモンド社のこちらのページから引用しています)

アンスリウムのメイン生産地である愛知県と何が違うのか…とか、

雪が積もるほどの場所で観葉植物を作るとどうなるのか…とか、

作り方について、どこが他と違うのか…とか、

なんで薪を使ったボイラーを使うことになったのか…とか。

こういう情報を「価値」として伝えることで、アンスリウムを「当園が作る」ことに意味が生まれます。

多くの生産者は拘りを持ったものづくりは得意ですが、拘ったことについてアピールするのが苦手な気がします。
それゆえに、時には仕入れ側に足元を見られてしまうのも事実。

これまで当園に起きた出来事含め、今後当園に関わってくださる方々にしっかりとお伝えしていこうと思います。

ちなみに、当園のお越しになるタイミングは3月頃がベストです。
それより早いと商品がそこまで大きく育っていませんし、
遅いと出荷シーズンに被り、良い商品から出荷されていった後になります。

ご興味のある方は、ぜひ一度お越しください。

 

手書きの寒中見舞いとお客様とのつながり

2017/01/14

毎度おおきに、湖東フラワーです。

三が日も終わり、年賀状の受取やお返しも一段落ついてきた時期ですね。
この時期、当園では取引させていただいている小売店様に対して寒中見舞いをお出ししています。
昨今印刷した葉書を使った形式的なやり取りが増えた気がしますが、当園では(裏面のみですが)手書きに拘っています。

ご存知の方も多いと思いますが、年賀状は一般的に松の内(1月7日)までのやり取りに使うものですね。
それ以降、2月4日までの寒中には寒中見舞いを出すのが一般的です。

年賀状は新年の挨拶や前年お世話になった事への感謝、近況等を添えて送るものですね。
一方、寒中見舞いは、主に寒さを気遣って送ります。
※その他、喪中のため年賀状が出せない相手にも使ったりします

卸売を中心に事業を行っている当園からすると、直接的なお客様は花き市場様です。
市場の皆様にはいつも本当に良くしていただいています。
一方で、消費者の小さな動きをリサーチするには小売店様に伺った方が良いこともありますね。

そのため、各市場様の了解をいただいた上で、直接小売店様に寒中見舞いを出すようにしています。
年賀状だと一気にたくさん葉書が届くので、紛れるリスクが高いと思うんですね。
葉書の数が落ち着いたこの時期に送ると気づいてもらえるかなと思って、この時期に出しています。
仲の良い小売店様は、昨今の顧客動向を教えてくださることもあり、これが当園にとって大変ありがたい情報なのです。

当園のスタンスとして、「市場に出したら後は知らん。後お金に替えるのは市場の仕事だろう」ということは決してありません。
二人三脚で販売していきたいので、市場様を大事にしつつ、小売店様との関係も大事にしていきたいと思っています。
なので、手書きに拘った寒中見舞い作りを心がけています。

モノを作りさえすれば売れる時代ではなくなっていますので、独りよがりな生産活動にならないよう、
こういう消費者様側とのやり取りは今後も大事にしていきます。

ちなみに、書くペンはジェットストリームを使うようにしています。
ボールペンより文字が太く、書きやすいので。
消えるボールペンのフリクションはさすがに使いません(笑。

もし「こういうの良いよ!」とかありましたら、ぜひ教えていただけますと。

自分の名前の由来を調べて思ったこと

2017/01/11

毎度おおきに、湖東フラワーです。

この時期は出荷がほとんどありません。
水やり等の商品管理は程々にして、簿記やら書類作成やらに時間を使っています。
繁忙期では考える余裕が無かった事が、この時期になるとぼんやり考えられたりします。
仕事の事を俯瞰したり、新しい視点で見るための大事な期間なので、適度に確保していきます。

私事ですが、来月頭に結婚式を迎えます。
その関係で、最近自分の名前の由来について調べていました。

名前の由来なんて、結婚式とかこういう機会がないとなかなか調べません(笑
親に面と向かって聞くのだって恥ずかしいですし。

最近キラキラネームが話題を呼んでいますが、ありがたいことに僕の場合は
ちゃんと意味のある名前にしてくれていました。

つけられた名前の通りに、その子供は育つと言いますから、
自分の事で悩んだ時には、自分の名前の由来に立ち返ると何か見えるものがあるかもしれないですね。

皆さんのお名前にはどんな意味や願いが込められているんでしょうか??

新年のご挨拶と、地元行事から見る「人の動かし力」

2017/01/04

毎度おおきに、湖東フラワーです。

新年明けましておめでとうございます。
2017年も早3日が過ぎましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今年は新年早々に妻の実家(東京)に行き、親族の集まりに参加してきました。
結婚するということは新しい繋がりが増えるってことだなー…とシミジミ。
大事な機会なので、こういう付き合いは今後も大事にしていこうと思った年始でした。

さて、滋賀には寺社仏閣がとても多いのですが、実家の近くにも神社があります。
今年は父が神主をやる年で、初詣のある年末年始は割と忙しくなります。
そのため、私も手伝いのために駆り出されておりました。
神主は神社の役割で一番上で、他の参加者の統括を担います。
神主次第でその年の神社の運営の良し悪しが決まるので、割と責任の重いお仕事です。

神社運営にかかる色々な業務をこなす中、ご近所の皆さんが手伝ってくれました。
結果、無事年末年始の行事を終えることができました。

ある方は、「お父さんには世話になってるから」と自主的に手伝ってくださいました。

年末の忙しい、また寒いこの時期に、皆さん意欲的に手伝ってくださったのです。

日頃の付き合いが求められる田舎の地元だからかもしれませんが、私は「アンタだから」と損得勘定抜きに人が動いてくれることがすごいと思ったのです。

思えば父は面倒見が良いタイプで、日頃のご近所づきあいもマメにしていました。

『親父やるなぁ~(笑』と、しみじみ思うばかりです。

組織であれば上司と部下の関係はハッキリしています。
なので、適度に権限を振りかざせば人を動かすことはできます。仕事だから。

でも、これまで仕事でやってきたのと同じやり方だけでは人は付いてこないのも事実です。

私自身は合理性を求める人間なので、今後自営業を進めて行く中で、
こういう利他の精神も忘れずに持っておきたいなと改めて感じた年末の出来事でした。

経営者勉強会に参加してきました

2016/11/16

毎度おおきに、湖東フラワーです。

先日、滋賀県で定期的に開催されている経営者勉強会に参加してきました。

そこで、マネーフォワード社の辻社長の講演を拝聴しました。
マネーフォワード社と言えば、日本で最も使われている会計アプリで有名な「マネーフォワード」を提供している会社です。

講演の中で、面白い動画が紹介されました(こちらのページに詳細あり)。
35年間でデスクから消えたものを動画でまとめています。
※画像はこのページから引用しています

動画の中で消えていったのは業務道具ばかりで、植物は含まれていませんでした。

「あっ、植物ってガジェットに取って代われへんなー」ってぼんやり考えながら。
花は業務効率を向上させるツールではないので、技術革新だけで植物が別なモノに置き換わるのは、もっと先な気がします。

とはいえ、ローテクのカタマリである農業界でも、マネーフォワードのようなクラウドアプリの導入は必要でしょうから、新しい技術は積極的に取り入れて行きたいもんですね。

とりわけ、マネーフォワードは、農業でも経費精算と確定申告に使えそうです。
銀行口座と連携して自動で計算されるとか、領収書の写真撮ったらアプリ側で自動管理してくれるとか、便利過ぎですね。
辻社長曰く、農業界でも使っている方は割といらっしゃるそうですよ。

また、講義の中で「チャットワーク(Chat Work)」の紹介もされていました。
LINEのビジネス版みたいなアプリで、マネーフォワード社でも使われているそうです。
市場や小売店の方とこういったアプリで連携できればもっと仕事はやりやすくなりそうですね。

会計士、弁護士、税理士といった士業(サムライビジネス)は、その高すぎる専門性ゆえに機械化されやすく、今後こういった技術革新に取って代わられる可能性が高いと思います。

こういった専門的な業務は革新技術に任せつつ、農業スキルを高めていきたいなと思った、そんな勉強会でした。

当園の管理方法を試していただきました

2016/11/05

毎度おおきに、湖東フラワーです。

最近、取引先のある市場の担当が替わられ、新しい担当の方とお仕事をご一緒させていただいています。

徳山花市場の温品(ぬくしな)さんという方で、アンスリウムを担当するのは今回が初めてなんだそうです。

そんな温品さんですが、なんと着任早々に当園のアンスリウムを自ら購入されたという話を伺いました。

自身のお部屋に飾ってアンスリウムについて研究なさっているとのこと。

「傍目で見ても良いなと思っていましたけど、自分で実際に育ててみたいとわかんないので!」

…だそうです。

お花が好きという話はかねてから伺っていましたが、大変仕事に対して熱心な方だな~と感激してしまいました。

自分で納得が行くまでやるスタンス、大好きですね。

今後良いお付き合いをさせていただけそうです。

ちなみに、アンスリウムの管理はこちらを参考にしていただきました。

ちょっとわかりにくいですが、ひとつめが購入1-2か月後のもの。
ふたつめが最近の写真です。
品種はアリオン、サイズは6寸ですね。

水やりも間隔を開けてしてくださっているようで、花がしっかり咲いてますね。

当園の管理方法ページでは「植木鉢の下から垂れるくらい水をたっぷりやる」と書いておりますが、寒くなるこれからの季節にはそこまでの水は必要ありません。

土の表面が乾いたら、土が黒く湿るくらいの水量で大丈夫です。

余裕があるようでしたら、葉に霧吹きをしてあげると尚良です。

ぜひ参考にしてみてください。

【考察あり】新型木材ボイラーを導入しました

2016/10/25

毎度おおきに、湖東フラワーです。
当園の温室加温装置として使用している木材焚きのバイオマスボイラーを、新型のものに更新しました。
湖東フラワー独自のカスタマイズを施したモデルで、世界にひとつだけのボイラーです。
これで、より効率的に温室加温ができるようになりました。

鈴木暖房様、ありがとうございました。

当園では、温室の加温に2種類のボイラーを使っております。
ひとつは一般的な加温装置である「重油利用型ボイラー」。
そしてもうひとつが今回更新した「木材焚きボイラー」です。
この2つを組み合わせて温室を加温し、従来比で重油使用量の8割以上カットを実現しています。
人にも地球にも優しい、それが湖東フラワーです。

木材焚きボイラーは、数年前の重油価格高騰を受けて再注目されました。
最高騰時には当園規模でひと冬1000万円くらい重油代に消えるわけですから、そりゃ注目もされますね。
しかし、以下の制約がありそれほど普及が進んでいないのが現状です。

1.木材を安定して供給できないとダメ
2.開けた周囲環境が無いとダメ
3.木材を投入する手間を惜しまない人じゃないとダメ

1は資材の安定確保、2は資材を保管する場所、3は投入時の手間です。
この中で、私が思う一番の障壁は3です。
木材焚きボイラーは、自身の手で木材をボイラーにこまめに投入する必要がある、非常に手間のかかる設備です。
これまで多くの生産者さんが当園の設備を見学に来られましたが、ほとんどの方が3を理由に導入を断念されています。
親を引き継いだ2代目の若社長が皆さん揃って「こんな大変な思いをするなら重油でいい。」と仰られます。
…言われた側は少し複雑な気持ちですが、きっと素直なご意見なんだと思います。

こういった流れもあり、マイナーなこの木材焚きボイラーは30数年間ほとんど進化していません。
私が生まれる前から変わってないという話を聞いた時は、本当に驚きました。

今年の夏頃、これまで使っていた木材焚きボイラーに修復が難しい故障箇所が見つかったので、この際に更新することになりました。
とはいえ、これまで通りの(原始的な)やり方は何かイヤで、見学に来られた2代目若社長の皆さんと同じ気持ちを持っていました。
何とかしたいな~と思いながら作ってもらったのが今回のボイラーです。

主な改善点は以下の通りですが、先述の3に対してインパクトのある改善を施しました。

・容量の増加(約1.6倍)
→一度に放り込める木材量が増えるので、長時間燃えてくれます。
結果、投入コストの低減が期待できます。
・内部の熱循環効率の向上
→木酢液(木を燃やす時に発生する酸性の樹液)による内部腐食を低減します。
結果、耐用年数の延長が期待できます。
・フォークリフトを使って、一気に木を投入できるようにした
→原始的な作業からの脱却を目指します。
なんか近代的じゃないですか?(笑

フォークリフトとかそういう文明の利器があるのに、なんで今時手作業なのよ?というのが本音です。
一気に投入できれば所要時間も少なくて済みますし、結果的に事業コストの低減が期待できます。
導入に関しても、これまでと同じ型番のものを更新する場合とさほど違わない金額で導入できました。
コレは良い投資だったと満足しています。

日本は山が多く、多くの間伐材や端材が有効活用されずに廃棄されます。
せっかくそういった資源があるのだから、使わないと勿体無いですね。
今回の取り組みで少しでも環境に優しい農業ができれば良いなと思うばかりです。

余談ですが、当園のある滋賀県東近江市は、持続型社会のモデル都市として注目されています。
※県内の資源を使って事業を行い、ヒト・モノ・カネを循環させる社会のことです。

もちろん、今回の活動もこの一環として注目されています。
単なる農家ではなく、社会に価値を生み出せる事業を進めていければ面白いなと思っています。

【考察】贈答品としてのアンスリウム登用について

2016/10/23

毎度おおきに、湖東フラワーです。

最近「贈答用にアンスリウムを使いたいんだけど」というオーダーをよくいただきます。
当園のアンスリウムが、贈り物として定着し始めてきたということですね!
贈り主の皆様のメンツを高められるよう、今後も良い品を仕立てていきます。
よろしくお願いします。
今回は贈答品にアンスリウムを用いることについて考察をまとめてみました。

贈答用に花を用いると聞くと、個人的に想起するのは「胡蝶蘭」です。
アンスリウムを贈りたいというお客様に話を伺うと、色々な意見をいただきます。

その中で、

「胡蝶蘭も良いんだけど、なんかありきたり。もっと他に候補が欲しい」という意見が散見されます。
胡蝶蘭の歴史は長く贈答花の第一候補ですが、ひょっとするとお客様の志向が変わってきているのかもしれません。

(私が考える)胡蝶蘭の良いところ・微妙なところ

【良いところ】

1.豪華な見栄え

何と言っても豪華な見栄えでしょう。
白色の凛とした草姿はかなりのインパクトを生み出します。
予算に応じてシルエットもかなり大きくなりますので、贈答する側も買い甲斐がありますよね。

2.贈答品として確立されたイメージ

個人的に、この要素が一番強烈だと感じています。
とりあえず胡蝶蘭を贈っておけば問題無い」というくらい、胡蝶蘭=贈答品というイメージが確立されています。
オフィスの開所時には、お祝いとしての胡蝶蘭がずらーっと並びますので、それくらい確立されています。
社長の皆様のメンツが引き立つくらい、しっかりとした商品作りがされてきた証ですね。

3.縁起の良い花言葉・シンボル

花言葉がすごく縁起良いんです。
こちらのサイトにまとめられていますが、良い言葉だらけです。

・花言葉は「幸福が飛んでくる」
・「繁栄」のシンボル(蘭全般)
・「安定」をもたらす(蘭全般)
・「上品・高貴」
・「愛と美」の象徴
・「清純」(白の胡蝶蘭)
・「あなたを愛する」(ピンクの胡蝶蘭)

…良いことしか書いてありません。
それくらい完成された花なんですね。すごい。

【微妙なところ】

1.ありきたりなイメージになっている

「とりあえず胡蝶蘭」というくらいイメージが確立されているので、冒頭のお客様みたくありきたり感が出ている可能性があります。
最近の胡蝶蘭栽培は「リレー栽培(※)」が中心です。
出荷時の草姿がどこの生産者も似たり寄ったりになっている可能性もありますね。

※リレー栽培:海外からある程度の大きさの苗を仕入れ、大きくしたらすぐ出荷する栽培手法。
出荷までの栽培期間を短くできるので、栽培→出荷の高速回転が期待できる。
一方で、栽培による特色を出しにくいデメリットもある。

2.花持ちが悪い

胡蝶蘭は2-3ヶ月もすれば花が全部落ちてしまいます。
夜のお店などは置き場所が光不足になりがちなので、もっと早くなりますね。

 

「花なんだから仕方ないでしょ」と言われればそれまでですが、もらった側はその後もオフィスやお店に飾り続けるのです。
私も行きつけのお店のリニューアルオープン時に置かれていた胡蝶蘭が、一ヶ月後には支柱だけの姿を見て、とても残念な気持ちになりました。
枯れたら撤去すれば良い話ですが、やっぱり花が置かれていると場は華やかになりますので…。
縁起的にもあまりよろしくない気がします。

最近はホコリが付着しない造花版胡蝶蘭(光触媒等)が出回ってきていますが、贈答に造花はちょっと違うと思います。

贈答用アンスリウムの可能性

当園のアンスリウムをお求めいただいたお客様には以下のような点をご説明しています。
話を聞いていただいたお客様は大抵納得してアンスリウムを購入いただいています。

1.花持ちが抜群に良い

アンスリウムは適度な光環境と水やりのタイミングさえ間違えなければ、ずっと花を咲かせ続けます。
また、新しい花も1ヶ月~2ヶ月おきに咲かせてくれるので、鑑賞期間あたりのコスパが非常に高いのです。
ご来所・ご来店されるお客様にとっても、綺麗に花が咲いている空間の方を好むのは言うまでもありませんし。

2.比較的安価なので、気軽に贈りやすい

アンスリウムは胡蝶蘭よりも比較的安価に出回っています。
なので、財布にも優しいのも魅力です。

3.インテリアとして使える

近年、造花の流通量が増えたり、観葉植物や多肉植物がよく出回っています。
これらに共通するのは「見た目があまり変化しないこと」。
植物に「インテリア」としての要素が求められているということですね。
アンスリウムは買った後も長く楽しめるインテリアとしての適性が高いと思います。

花の形もハート型で色は赤がメジャーです。
恋愛運アップの風水効果を持つインテリアとして期待できますし。

最後に

私は別に胡蝶蘭をdisっているわけではありません。
胡蝶蘭を使った方が良い場面も多々あるので、使い方次第ですね。
花選びの時、もらった相手のことを考えた時にどんなモノを贈るのが喜ばれるのかを考えて選んで欲しいなーと思いました。

岡山の豪農のお家に花を置いていただきました

2016/10/22

毎度おおきに、湖東フラワーです。
当園のアンスリウムを、岡山に350年続く豪農のお家に置いていただきました。
アンスリウムは海外の花ですが、和風のお家にもマッチするものですね!

廊下が広いですね~…。
いかに豪邸なのかが良くわかります(笑
赤×金の組み合わせで、縁起良く仕立てさせていただきました。

偶然、奥様がアンスリウム好きだったらしく、花の一部を生け花として生けていただきました。
素材として、大変素晴らしくまとめていただきました。

毎度ありがとうございました。

地元の小学生が見学に来ました

2016/10/17

毎度おおきに、湖東フラワーです。
今日は地元の小学生が当園の見学に来てくれました。
3年生の子達で、地元の各産業(農業・工業・商業…etc.)を回る課外授業なんだそうで。

いやぁ、これくらいの学年の子は、実物を見せて説明した時のリアクションが新鮮ですね!
まさに「フレッシュ」という言葉がピッタリで、とっても素直に聞いてくれました。
自分が素直じゃないので、これは見習わないとですね…。

質問の有無を聞いたところ、見事に質問責めにされてしまいました。
質問された内容は、妙な詮索は無くとても素直なものでした。
素直に話を聞いて気になったことは素直に質問できる、とても頭の良い子達でした。

こちらの質問に対する回答もとてもシンプルかつ素直なものでした。

私「農業に対してどんなイメージを持ってる?」

Aくん「腰が痛い!」
Bくん「工夫が必要なお仕事!」
Cくん「お給料が安い!」

彼らにとっての農業はこういうイメージなんですね。
こういうストレートな意見をバシバシいただけることは、僕にとっても大変良い経験になりました。

9歳という若い年齢の時にこういう社会見学の機会があると、いろいろな事を学べる良い機会になっていいですね。
同伴の先生方も大変しっかりされていたので、彼らの今後が楽しみです。

日を改めて個別に見学に来たいと言ってくれた子も何人かいたそうです。
話した内容に興味を持ってくれたようでこちらとしても良かった!

先生の皆様、お疲れ様でした。

【考察】植物を家に置くことについて

2016/10/10

毎度おおきに、湖東フラワーです。
ワタクシ事ですが、今月頭から婚約者との同居をスタートさせております。
1週間経って、ようやく生活準備が整ってきました。
それで先日、温室で養生させていた観葉植物(研修時代に師匠からもらったもの)を運び込みました。
レイアウトは暫定です。

今回の転居を通して、植物を部屋に置くことの意味を考察してみました。
花の生産者をやっておりますが、消費者が植物を買うことのメリットって何なんだろう、ってこれまで考える機会がなかったので。

アジェンダ

1.植物を置くことのメリット・デメリット
2.どんな植物を置くと良いのか?
3.植物を置く上で気をつけた方が良いと思ったこと

1.植物を置くことのメリット・デメリット

ただ「癒されるから!」という理由で片付けると勿体無いので、もう少し掘り下げてみました。

メリット

1.オシャレ、かっこいい

私は薔薇みたいな花よりも観葉植物を置きたいタイプで、一番の理由はやっぱりこれです。
おしゃれなモノが部屋にあるととても心地よく感じます。
おしゃれな人の部屋には植物が置かれていることが多いようですし。
インパクトのある家を訪れた友達にもちょっと自慢できそうじゃないですか?

2.落ち着く

これは人によるかもしれませんが、植物の緑を見ると私は落ち着きます。
昔100均で買った蔓性のフェイク植物をスチールラックに巻きつけていたことがあります。
これを見ても落ち着かなかったので、やっぱり生花である必要があるようです。

3.空気清浄・加湿効果が期待できる

植物には、部屋の空気を綺麗にしてくれる機能を持つものがあります。
例えば、シックハウス症候群の原因となる化学物質も吸収してくれたりします。
また、冬場には加湿効果が期待できます。

4.モノに対して優しくなれる

これは私が自室に植物を置くようになってから感じていることです。
植物の管理は、水やりや肥えやり、遮光等、それなりに手間がかかります。
植物が枯れたら自分のせいなので、当事者意識が芽生えやすい気がしています。
その結果、私はモノを大事に扱うようになりましたし、周囲に対して少し穏やかになりました。

デメリット

1.世話がめんどくさい

植物は生き物なので、水やりや肥えやりに気を遣わないといけません。
光が無いと花は枯れ落ちるので、適度な光量調整や温度管理も必要になります。
造花を買う方や植物を置くことをためらう方のほとんどはこれが理由ではないでしょうか?

2.スペースが取られる

植物を置くと、どうしても場所が取られます。
東京や大阪のような都会ではどうしても部屋の間取りが狭くなりがちですし。

3.汚れる、お金がかかる

植替え時に手が土で汚れたり、水やりで鉢の底から受け皿に滲み出た水を捨てる必要が出てきます。
また、管理に必要な土・水・肥料等の細々とした資材費もかかります。

…こんな感じなんじゃないかと思います。

2.どんな植物を置くと良いのか?

上記のような特徴を受け入れたとして、では何を置くと良いのかも考えてみました。

ふと思いついたものとして、①観葉植物、②多肉植物、③切り花、④鉢花、⑤造花を比較してみます。
⑤造花は、最近は品質向上が目覚ましく、テレビ番組の背景にもよく使われるようになりました。
個人的には、造花は邪道派なんですが…。

インテリアとして置くか、それとも彩りを重視するか、もしくはコストかで分かれる気がします。
とはいえ、結局は好みの問題です。

インテリア要素を重視するなら、①観葉植物、②多肉植物。
観葉植物は華やかさには欠けるものの、大きな商品が多くインパクトがあり、緑の演出には最適です。
多肉植物はコンパクトで商品の持ちが良く、管理の手間がほとんどかかりません。
ただ、ズングリムックリした草姿が多いのと、大きな商品は高額になりやすいのが難点です。

部屋の彩りを重視するなら、薔薇等の③鉢花、④切り花。
ただ、花モノはどうしても商品の持ちが悪いので、頻繁な交換が必要になりますが。

コスト面ダントツの⑤造花は好みが分かれますが、花っぽければ何でも良いという方向けかと。

3.植物を置く上で気をつけた方が良いと思ったこと

1.光・温度・水には気遣いが必要

植物に光が当たらないと、花は枯れ落ち、葉の緑色が悪くなります。
私はリビングに観葉植物を置いているので、カーテンの開け閉めには注意しています。
リビングだとあまり気にならないかもしれませんが、室温への注意も必要です(特に冬)。
水については置く植物によって変わるので一概に言えません。
観葉・多肉あたりなら水やりの手間はほとんど要りません。

2.置かないほうが良い場所

光・温度に加え、電子機器から発生する電磁波は実は植物に悪影響を与えます。
そのため、以下の場所には置かないように気をつけています。

 ①エアコンの真下
  エアコン風による乾燥を避ける。
 ②窓際
  直射日光への懸念。
窓際に置くならレースカーテン越し。
 ③玄関
光量不足への懸念。
緑演出のため、来客時に一時的に移動させる程度。
テレビの真横
  電磁波。テレビ台から少し離して設置する。
…とはいえ、これが結構難しい。

逆に、お勧めの設置場所は「浴室の窓際」です。
光良し(曇りガラスなら尚良し)、湿度良し、温度良し。空気循環良し。

終わりに

毎朝起きてカーテンを開ける時、植物に水をやる時とか特にそうなんですが、
日々の生活に、植物を気にかけてやれるくらいの気持ちの余裕は持ち続けていたいなーとふと思うことがあります。
最近スマホアプリのトピックが多いですが、スマホのゲームアプリに課金するのをちょっと控えて、植物の一個でも部屋に置けば、気持ちの余裕って結構変わってくるなーとたまに思います。
私はゲーマーなのでゲームにお金を払うことには異論はありません。
そういうちょっとした気持ちの問題なのかなと。

【考察あり】農業高校の研修生が来ていました

2016/10/08

毎度おおきに、湖東フラワーです。
コンテンツばかり更新していて、ブログを放置してしまっておりました。
すみません。

先週1週間、近くの農業高校から研修生が来ていました。
女子高生ですよ、女子高生!
ワタクシ健全な日本男児ですので、そりゃモチベーションも上がりますよ!

研修期間中は、仕事を通していろいろな事をお伝えしました。
ですが、ぶっちゃけた話、生産のことを身につけるのに1週間40時間では足りなすぎです。
家業を継いで1年足らずな自分でもわからないことだらけなんですから。

農業高校の研修カリキュラムの実態って皆さんご存知でしょうか。
専攻に合ったいろいろな研修先がありますが、しっかりと教えてくれるところもある一方で、
ただの労働力として1週間バイトと同じような仕事するだけ、というところも多いのです。
若くて体力があり、しかもコストがかからない研修生達ですから、受け入れ側の気持ちもわかります。
担当教員の方ともお話しましたが、なんとも寂しい実態です。
学校側も受け入れ先を見つけるのに苦労されているでしょうから、仕方ないといえば仕方ないです。

私が研修生を受け持つのは初めてだったので、何が彼女たちにとって学びになるかと色々考えた結果、こんな内容を伝えました。
・卒業後にただ就農しても、儲かる農業を営むことはできないこと
・お金儲けの基本は学校では教えてくれないこと
・お金儲けは悪いことじゃないこと
・基本さえ身につけられれば、農業は会社員より夢のある仕事に化ける可能性があること
・質問しまくる癖をつけること(何でも興味をもつこと)

まだ社会に出たことがない彼女たちが腹落ちしてくれるのはもっと先でしょう。
とはいえ、せっかく農業に興味を持ってくれている子達なので、職場体験にしても、それなりな内容を用意するのも
受け入れ側の役割だと思うです。
研修生がただの労働力としてしか扱われないのは本当に残念だし、この業界にとって大きなマイナスです。
何とかせんとアカンですねぇ…。

これは個人的な考えですが、農業学校出の学生は優秀なビジネスマンとして大化けする可能性を秘めていると思っています。

投下時間に対して得られる成果が一定しない。休みも不定期。仕事内容も泥臭い内容が多い。
…こんな就学環境がベースになっている子達です。
しかも農業をする学生は、基本的に根が優しくて素直な良い子が多いのです。
偏差値で測られる学力は学習力・思考の深さにつながるので、それらの強化は必要です。
ですが、一度それらの教育と適職マッチングさえしてあげれば、多分普通学科出の子より活躍できると思います。
スタートは出遅れるでしょうが、ベースが整っているので、後になって逆転できるくらいのポテンシャルはあるでしょう。

ちなみに教員さんの話では、卒業生のうち、進学/就職の割合は4:6なんだそうです。
就職する人の多くは製造業の生産ラインで仕事をするのだとか。
生産ラインの仕事も大事ですが、もし「そういうものだ」と割り切られているとしたら、それは勿体無いなぁと。

来年社会人講師をする話が出てきそうなので、もし現実になったらこういう話もしてあげたいなとしみじみ思いました。

【コトーブログ】湖東の復興支援企画、集計・振込が完了しました

2016/07/15

毎度おおきに、湖東フラワーです。

大変遅くなり申し訳ありません。
4月末に実施した湖東の復興支援企画について、売上集計および振込作業が完了しました。
先日の暫定報告では熊本市宛に振り込むという話だったのですが、諸事情あり肥後銀行に振込をしております。
金額も前回からやや増額しており、63,488円となりました。
皆様、ご協力ありがとうございました。

今年の九州は地震に大雨と、いろいろと悲惨な一年だったと思います。
いち早い復興を祈願しております。

【コトーブログ】北九州エリアを行脚してきました!

2016/06/16

毎度おおきに、湖東フラワーです。

ご無沙汰しております。久々の更新です。
先週の5日(日)~9日(木)まで、2度目の九州訪問をしてきました!
今回は熊本・福岡・大分・佐賀・長崎の5県でした。

今回もいろいろな学びがありました。
一言でまとめると「お客さんを見極めて自分にできることをやること」でしょうかね。
長くなるので、興味のある方は以下からどうぞ。

前回3月に行った時も熊本県に行きましたが、前回の訪九時の行きの飛行機にて、隣席のおじいさんと仲良くなりました。
その方にお会いするためまずは熊本に再度降り立ちました。
そこでもいろんな方をご紹介いただきましたが、やはり被災地の状況はテレビ報道以上でした。

熊本空港上空。点々としたブルーシートが痛々しい。

崩れた家は今も変わらず。

道路の地割れ。近辺は今は居住不可。

…テレビで現地映像を観てはいましたが、被災中心地はそんなもんじゃなかったです。
東海大学の教授を兼任されているイチゴ農家の木之内さんとお話ができました。
救出活動が行政側の理由で難航した事、赤十字に寄付された支援金はすぐには使われず保管されていることなど、なんとも言えない話もたくさん伺えました。
やっぱり現地に行かないとアカンですね。

…冒頭から暗い話題でしたが、その後北九州に移動し、各県の市場さんと小売店さん巡りをしてきました。

福岡の行橋にある「ゆくはし植物園」。
陳列の技術はもちろん、園長は植物の生産・新規就農者教育にも注力されているそうです。
経営者としても大変卓越したスキルをお持ちでした。

長崎の小売店さんでは当園の商品を並べていただいておりました。
また、復興支援商品も購入いただいたそうです。
そういえば「アンス講座をやって欲しい」とか言われたけど、ニーズあるのかな?

長崎の小売店では。当園の商品をリース事業に使ってくださっていました。
ここの店長さんがスゲー経営手腕をお持ちで、不動産事業やるわソーラー事業やるわとタダならぬ感満載でした。
経営感覚がいかに大事かを教わりました。

自分なりのまとめ

今回の訪九を経て、「他者に振り回されず、どれだけ自分にやれることをやりきるか」を痛感しました。
あと経営感覚のブラッシュアップ。

九州には当園以外にもアンスリウムを出荷されている生産者がおります。
そこと当園の商品を比較される場面に、痛いほど遭遇しました。

ちょっぴり凹んでしまったのですが、ある市場さんにこんな一言を言われました。
「生産者の歴史も経営背景もそれぞれ違う。それを理解した上で、君んとこでやれることをしたら大丈夫」
とのこと。
フツーに勝負したら負けるので、いかに自社の強みに振り切るかが大事なんだなーと改めて感じた次第です。
関わってくださった皆様、ありがとうございました。

もうひとつ、当園の今後を考える上で考えないとダメな事項が出てきました。
「当園が目指すのは『花つき観葉なのか』、それとも『葉つき花』なのか?」

考え方によってはアンスリウムの作り方・売り方が大きく変わりそうな気がします。
それは別投稿でまとめようと思います。

【コトーブログ】花卉園芸新聞に震災の取り組みが掲載されました

2016/06/04

毎度おおきに、湖東フラワーです。

先般取り組んでいた活動が、花卉園芸新聞の6月1日発行号に掲載されました!
※花卉園芸新聞とは、業界唯一の専門新聞のことです

割と大きめのスペースに載せていただき、ありがたいかぎりです。

先日の活動結果報告以降も、一部の市場さんに復興支援商品の販売にご協力いただきました。
金額計算はまだ済んでおりませんが、6万円は突破したと思います。

皆様のご協力のおかげです。
ありがとうございました。

今後共よろしくお願いします。

【コトーブログ】彦根の歌姫「堀 絵依子」さんが来園されました

2016/05/18

毎度おおきに、湖東フラワーです。

昨日、堀絵依子さんが来園されました。
堀さんといえば彦根の歌姫として有名なお方です。
ちなみに代表歌は「晩秋の宿」。
パートさんがお友達ということで、アンスリウムを買いに来てくださいました。

いやー、著名な方が来られるのは嬉しいですね!
贈り物用にたくさん購入していただきました。
部屋や玄関に飾っていただけるのは嬉しいですが、お友達用に買っていただくのはもっと嬉しいですね。

というわけで、パートさんとパシャリ。

彦根で今後もコンサート等予定されているそうです。
またご来園くださいまし。

【コトーブログ】湖東の復興支援企画 暫定結果のご報告

2016/05/16

毎度おおきに、湖東フラワーです。

4月後半の2週間にかけて実施しました「湖東の復興支援企画」、暫定のご報告です。
北は福島県から南は鹿児島県まで、20市場の皆様にご協力いただきました。
おかげ様で、105ケース分の復興支援商品を全国に出荷することができました。
売上のうち、59,888円を支援金として寄付させていただきます(熊本市宛予定)。
1日でも早い復興を願っております。

活動の背景

当園は九州地方を中心に、関西エリア以西に主に商品を出荷しております。
熊本県にも取引している市場が2箇所ありました。
当園で兼業で生産しているお米を両市場に物資として送った際に、
「他にも何かできることを」ということで今回の取り組みを検討しました。
当園のポケットマネーから寄付をするのではなく、関係者を
巻き込んだ取り組みにした方が皆さんの心を動かし、盛り上げられる
のではないかと考えた結果の本企画となりました。
チャリティーイベントですが、出荷用商品を選ぶ時も通常商品に引けを
とらないA級品を選別いたしました。

今回、市場様や小売店様には金銭面での直接的な負担はお願いしておりません。

市場様にはできるだけ高く売っていただくことで寄付活動に貢献いただき、
小売店様には写真の通り本活動のラベルを活用いただくことで、通常商品と
異なることを宣伝いただくようお願いしました。

ご協力いただいた市場様

今回、最も高く売り立てていただいたのは福島県の市場様でした
福島県は5年前に東日本大震災で被災されたこともあり、本企画について
「ぜひやらせてください」と仰ったことがとても印象的でした。
復興支援商品のラベルも、同市場様からのご提案でした。

北は福島から、南は鹿児島まで全国の市場様にご協力いただきました。
既に独自で動かれている市場様には協力をお願いしておりませんが
ご協力いただいた多くが地方の市場様でした。
【参考】ご協力いただいた市場様(売上順、敬称略)
※独自に支援活動をされている市場様は除外しています
・福島市公設地方卸売市場 ・鹿児島花市場
・JF鶴見花き ・佐賀花市場
・下関合同花市場 ・泉州花き総合卸売市場
・長崎花市場 ・鹿児島園芸花市場
・徳島花市場 ・大分園芸花市場
・愛媛中央花き農業協同組合 ・南関東花き園芸卸売市場
・大阪植物取引所 ・西日本花き
・徳山花市場 ・岐阜生花市場協同組合
・広島東部花き ・JF兵庫県生花
・豊明花き ・都城園芸花市場

今後の予定

2週間の活動期間は終わりましたが、追加オーダーをくださったお客様がおられます。
そのため、もう少し金額は増加すると思います。
寄付が完了しましたら、改めて正式な結果報告をさせていただきます。

皆様、ご協力ありがとうございました。

【コトーブログ】母の日に湖東のアンスをご利用いただきました。

2016/05/12

毎度おおきに、湖東フラワーです。

先週の日曜日は母の日でしたね。
今年はゴールデンウィークと一緒でしたが、皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?

母の日に当園のアンスを使っていただいた方から写真が届きました!
お母様に贈られ、お母様本人から「大人っぽくて素敵」とのコメントをいただいたそうです。
こういったコメントは生産者としてとても嬉しい。

このように観葉スペースをお作りになって、当園のアンスも置いていただいています。
最近家に植物を置かないご家庭が増えていますね。
このように観葉スペースを作られているのを見ると、とても嬉しい気持ちになります。

当園オリジナルのスクエア鉢と赤花が大人感を演出しておりますね~。
木目調のフローリングともマッチしております。
花は癒し効果があるので、ぜひ日頃の気疲れを癒やすためにご活用いただけると嬉しいですね~。

ではまた!

 

湖東のアンス チャリティーイベントのお知らせ

2016/04/16

毎度おおきに、湖東フラワーです。

九州地方の皆様、お見舞い申し上げます。
九州地方は当園の商品が多く出荷されており、いつも本当にお世話になっております。
この度の震災を受け、チャリティーイベントを実施することになりました。

当園からは「復興支援商品」を各市場様に出荷させていただき、売上の約10%を寄付いたします。
期間は2週間を予定しております。

 

当園のロゴ商品をご覧になられましたら、ぜひお買い求めいただけますと幸いです。
お求めのお客様は最寄りの市場・小売店様、もしくは問い合わせページよりご連絡ください。

皆様、ご協力どうぞよろしくお願いします。

 

暖かくなってきたこの時期にはピンクのアンス!

2016/04/13

毎度おおきに、湖東フラワーです。

最近暖かくなりましたねー!
夜温も10度前後まで上がってきたので、出荷後に夜の低温を心配することも少なくなりました。

もうしばらくするとGWで、そろそろ暑くなってくる日も増えてきそうですね。
暑い時はアンスリウムの花の色もボケやすくなるので、注意したいところです。

この時期にお勧めしたいのが「ピンク」のアンスです。

ピンクのアンスはこの時期が一番綺麗に咲くんですね。

そして今はちょうど「桜」の季節。
入学式や入社式も終わり、気持ちも少し落ち着く時期なので、プレゼントに使っていただきたいですね!

 

そういえば、私事ですが、最近婚約しました。

その都合で、先週末は式場探しに東京に行ってまいりました。
彼女が東京在住ということもあり、今後の都合を考えて東京で挙式なのです。

いくつか回ったホテルの中に、ロビーにアンスリウムが飾ってあるホテルがありました。

暗めのロビーにアンスリウムの赤がよく映えてますね。
レンガ造りの花壇にもとても合っておりました。

なかなかホテルに行く用事は無いと思いますが、たまには落ち着いたところでちょっと良いコーヒーを飲んでセルフイメージを上げるのも良いかもしれませんね!

南九州の市場見学に行ってきました

2016/04/01

毎度おおきに。湖東フラワーです。

今日は4日1日、エイプリルフールですね!
何か気の利いた嘘をつければ良いのですが、いかんせん真面目で誠実(?)がモットーですので!

というわけで、今週の前半から南九州(熊本、宮崎、鹿児島)に市場見学に行ってきました。
年度末の忙しい時期ではありますが、ある市場の担当者さんの取り計らいで、都合をつけていただきました。
皆様ありがとうございました!

実は私南九州は初めてだったのですが、

 セリの現場を見せていただいたり…

 各市場さんで好まれる商品のサイズ感を、ガーベラから推測する方法を教わったり…

 西郷どんに会ってみたり…

 夜の街に繰り出してみたり…

本当にいろんな経験をさせていただきました!

4日間を通して、「やっぱり生産者も市場めぐりをせんとアカンな~」と思いました。
市場を何箇所も回り、コレには本当に痛感しました。

それぞれの市場さんには特徴があり、そこに集まるお客様も異なります。
ということは、生産者もそれぞれのお客様に合わせた商品を出していく必要があるってことですね。

旧来の生産者といえば、「大量生産した商品を各市場さんに送り込み、上から目線で売れと迫る」…こんなイメージです。
昔は大量生産・大量消費の時代でしたが、これからの時代にはそぐわないやり方のように思いますね。
10見込み客がある市場に20も30も送り込んだところで、適性な価格で売れるわけありませんし。
何より自分が市場の営業ならイヤですもん。
でも、それが昔のやり方だった気がします。

今回の訪問で、各市場さんの担当者さんにも実際にお会いして、それぞれの想いを聞くことができました。
お互いその先のお客様が喜んでもらえるように取り組んでいきたいもんです。

そんな九州訪問でした。

【アンスリウムのQ&A更新】アンスの花が全部枯れちゃったら?

2016/03/25

まいどおおきに、湖東フラワーです。

アンスリウムのQ&Aを更新しました!

今回は、アンスリウムを購入いただいたお客様が気にする2大質問のうちの1つがコレ!

「アンスリウムの花が全部枯れてしまった!どうしよう!」

温度?光?肥料?水?
花が枯れる理由はいろいろ考えられますね。
アンスリウムの花は生育環境さえ合えばずっと咲き続ける特性があります。

問い合わせいただいたお客様から症状をヒアリングするのですが、原因はおおよそ3つに分けられます。
アンスリウムを扱っている方であれば結構興味のあるトピックではないでしょうか?

ページはこちらです。

ぜひご確認くださいね。

湖東のアンス2016 4月のアンス「アミス」をご紹介

2016/03/20

毎度おおきに。湖東フラワーです。

春っぽい気候になってきましたね!
また来週寒くなるようですが、アンス屋にとってはありがたい季節になりました。

さて、毎月お勧めのアンスリウムをご紹介している「今月のアンス」。
4月は「アミス」をご紹介します。
→紹介ページはこちら

先日anthuraの勉強会に確認しましたが、2015年に国内で出回った桃色品種のTOP5は以下なんだそうです。

1.ピンクチャンピオン
小輪多花性。3年連続1位。
2.ジョリ
ピンクチャンピオンよりもさらに小輪多花。
3.パンドラ
定番品種。
4.アラバマピンク
大輪型。今後生産中止。
5.シエラピンク
新品種。丸型の小輪多花性。

桃色品種の流通傾向としては「小輪型」の品種が多いようです。
比較的大輪型のアミスは入ってません。

ウチの子は他より時間をかけてじっくりと栽培し、大型のシルエットを作り上げるスタイルです。
なので、大きく、多くの花がついて、色が綺麗なのが特徴です。

桃色は、栽培環境の光が強すぎると花色がボヤケてしまう淡い色です。
赤色よりもその差がはっきりわかるので、店頭で比較いただくとよく分かると思いますよ~。

 

【お寺にアンス?】はきものをきちんとそろえましょう

2016/03/17

毎度おおきに、湖東フラワーです。

先日、お坊さんをやってる知人のお寺にアンス寄せ植えを届けてきました。

お寺といえば「和」ですね。

「お寺にアンス?」と思われるかもしれんが、アンスは色によってはお寺にも合うのです。

それがこちら。ジャン!

木札の文字に目が行ってしまいますが(笑)、白と紫の2色がとても良い感じですね。

9寸浅鉢に植替え、化粧石を載せました。

今回は参拝者が花を見下ろせるよう浅く仕立てましたが、高めの鉢も用意可能です。

湖東のアンス「フューネラル(弔花)ミックス」。

ご興味のある方はぜひどうぞ。

 

ちなみに、仏事に使う花の決まりについていろいろ聞いてみました。

特にキクとかユリを使わないとダメとかそういうルールは無いそうですが、切り花が使われることがほとんどとのこと。

都度都度新しい花を買い替えるのも鮮度が更新されて良いですが、毎週のように替えていくとやっぱりお金も手間もかかります。

アンスは長持ちしますし、アンスのカラフルな花は「仏炎苞」と言われるので、仏花としても適性は高そうですね。

湖東のアンス、出来栄えがエライことになっております!

2016/03/10

毎度おおきに、湖東フラワーです。
久々の更新です。

最近暖かくなってきましたね。
再来月の母の日商戦に向けて、生産者・販売者側は徐々に仕事が増えつつある時期ですね。
ありがたいことに当園も例に漏れずですが、湖東のアンスの出来栄えがエライことになっております。

今回は、湖東フラワーの「今」について、写真を交えてご案内します。
※ページの最後には市場の方からのヒアリング内容もまとめておきました。

赤の定番シエラも…

湖東のアンスで最多輪数を誇る、ピンクのジョリも…

今年はオレンジチャンピオンが大変良くできております。

ご注文いただいたフェスカとダコタの尺鉢です。
高さは1m弱、花も大きいのでインパクト大ですね!

湖東のアンスは、国内に出回っているアンスの中でも一際花数が多く、色合いが良いと言われています。
花持ちも良いので、お店のカウンターやオフィスの受付等に置いていただけると長く鑑賞いただけます。

品種によっては生産数に限りがありますので、ご興味のある方はぜひご連絡くださいね。
→品種のご紹介ページはこちら

なお、各市場の担当者様に当園のアンスリウムの利用用途について確認してみました。
すると、贈答用での利用がほとんどなのだそうです。

さらに、「何故湖東のアンスなの?」と踏み込んでみました。
「やっぱり花つき数が良くて、色合いがどこよりも綺麗だから」という回答をいただきました。
これはとても嬉しいお話でした!

贈答用商品に微妙なモノを送ってしまっては、贈る側も貰う側もメンツが潰れますよね。
そんな中、贈答用に湖東のアンスをお求めいただいているという話を伺えたので、そこがとても嬉しかったのです。

こういったお声を糧に、今後もより良いアンスを作ってまいります。
ぜひ一度当園まで足をお運びくださいね。

Facebookページにも、ぜひ「いいね!」してくださいね。
今後コンテンツを更新した際にアナウンスさせていただきます。

余談ですが…
先日歯医者に行った時、受付に花瓶に切り花が活けられていて、とても綺麗でした。
お姉さんに話を聞いてみると、毎週切り花を買って活けてらっしゃるそうです。
アンスなら長く持つので、都度買いに出る事もなくなりますね~!

ではまた!

【コンテンツ更新】アンスリウムのQ&AページOpen!

2016/02/27

どうも、湖東フラワーです。

当園のアンスリウムを購入いただいたお客様、時には他でアンスリウムを購入された方から、アンスリウムに関する様々な問い合わせをいただきます。

「きっと同じような疑問を抱えておられるに違いない!」ということで、Q&AページをOpenしました!

ひとまずはひとつの問いに答えておりますが、今後コンテンツを増やしていきますね。

今頭に浮かんだ質問もお答えしていきますので、ぜひコンタクトフォームからお問い合わせくださいね。
コンタクトフォームはこちら

【コンテンツ更新】子育てを始める前に植物を育ててみませんか?

2016/02/22

こんにちは、湖東フラワーです。

最近子供の虐待や、子供が親に手をかけるといった事故が多いですね…。
子供は親を選べないので、親がどんな覚悟で子供を育てるべきなのか、考えさせられます。

さて、今回は植物と子育てに関するコンテンツを追加しました。
こちら

子供と植物には、育て方に共通点が多いと考えています。
どちらもほったらかしにし過ぎても、過保護に育てすぎてもダメになりますね。
子育てをこれから始める方に、ぜひ植物を育てていただきたいなと思います。

ちなみに、某ブログでは、すごい名言が炸裂しておりました。
「こんな簡単な観葉植物ですら育てられへん人間が子どもを育てられると思われへん。」ですって(苦笑)。

ではまた!

【コンテンツ更新】湖東のアンス2016/取り扱い品種アップデート!

2016/02/19

少し更新の間が空きましたが、こんばんは。
コンテンツの更新ができましたのでご連絡です。

湖東のアンス2016の取り扱い品種ページを公開しました!
定番カラーの赤・ピンクに始まり、
紫・白・緑・オレンジと幅広く18種類の品種を写真付きでご紹介しております。

湖東のアンス/赤色はこちら
湖東のアンス/ピンク色はこちら
湖東のアンス/紫・白・緑・オレンジ色はこちら

また、各品種を花の大きさと花数の2軸でグラフ化、お勧めサイズのご案内ページも作成しました。
市場の方は小売店様へのご提案に、個人の方は自分好みの品種選びにご活用ください

【コンテンツ更新】アンスリウムの花言葉は「煩悩」!

2016/02/15

こんばんは、湖東フラワーです。
花言葉のコンテンツを更新しました!

アンスリウムの花言葉はとても人間味のあるものになっています。
アンスリウム全般の花言葉は「煩悩」「恋にもだえる心」
ハート形で熱帯の鮮やかな色彩を持つアンスリウムの姿が、誰かに恋焦がれる胸の内のようであることに由来するそうですね。

また、花言葉は色によっても変化するんですね。
赤が「情熱」白が「熱心」桃が「飾らない美しさ」となります。
また、西洋の花言葉(英語)は『hospitality(温かいもてなし)』です。

アンスリウムに限りませんが、花言葉を理解して花を扱うと、また違った楽しみ方ができますね。
ストレートに気持ちを伝えるのも良いですが、花に語ってもらうのも粋ですよね。

ではまた!

【コンテンツ更新】アンスリウムは恋愛運アップの風水効果アリ!

2016/02/14

アンスリウムを使って恋愛運アップ!

こんばんは、湖東フラワーです。

 

今日はバレンタインデーですね。

チョコレートをもらった方、おめでとうございます!

 

特に狙ったわけではないですが、本日恋愛に関するコンテンツを加えました。

コンテンツはこちら。

アンスリウムには、なんと恋愛アップの風水効果があるそうなのです。
赤色でハート型の花。
ビジュアル的にご利益ありそうですね!

来月はホワイトデーが控えておりますので、今日女性から想いを受け取った男性は、3倍返しの準備をしないとですね~。

ではまた!

 

 

湖東フラワーの「コトーブログ」Open!

2016/02/09

湖東フラワーの「コトーブログ」では、アンスリウムの情報を発信していきます!

初めまして、湖東フラワーです。

ようやくホームページが立ち上がりました。

 

今後はこのページからアンスリウムを始めとした観葉植物の情報を発信していきます。

要check it out ! ですよ!

湖東フラワー産アンスリウムはこちらのラベルがついております。

ぜひ店頭でもチェックしてみてくださいね。

 

よろしくお願いします。