滋賀県のプロジェクト発表にて、最優秀賞(滋賀県知事賞)をいただきました。
所属している青年農業者クラブは、定期的にこのような発表の舞台が用意されています。
初めは市内、次に滋賀県(今回)、近畿圏、全国へと徐々に規模が大きくなっていきます。
就農して2年が経ちましたが、ひとまずは人様に評価いただける活動ができているようで一安心しました。
今回発表したのは、「インターネットを使った販売力強化」というテーマでした。
ウチは両親がこれまで創ってきた農園を私一人が継承したので、ただ両親の仕事を引き継ぐだけではパンクしてしまいます(苦笑)。
両親がこれまでやってきた業務を省力化することがきっかけで、今回の発表に至ったわけです。
元々めんどくさがり屋な性格なので、今やっている仕事もいかにラクできるかなーと考えてばかりいました。
その点でインターネットを上手く使って売上を上げるための今回の取り組みは、自分らしいモノだったなーとしみじみ感じています。
つい先日、茨城県の野菜生産において外国人実習生の依存が問題視されているという記事がネット上に落ちていました。
外国人実習生を引き受ける農家さんは全国にいます。
実習生は一般的な雇用と比べてコストが低いため、上手く業務を型化して、実習生に任せられている農家さんはだいたい儲かっています。
一方で、今回の記事のように実習生に依存した経営をしている農家も少なくありません。
これは人口減少とは別の問題なので、今に始まったことではありませんが…。
それくらい、農家さんの経営は苦しいのが現状です。
ただ、その苦しさはどんどん加速すると見られています。
このままではどんどん日本の農業は衰退して、輸入依存が進みます。
これはアカン。
農家間の話では、「機械を入れるよりも人を雇った方が安い」という話がよくなされるのですが、
今後はこういう話はどんどんできなくなるでしょうね。
多少の手間・コストを考えてでも、機械化・自動化のことを嫌でも考えることが求められそうです。
幸いウチは鉢花が商材で、個体差はあるものの、決まったサイズの苗と決まったサイズの資材を扱っています。
現状ウチでも環境制御の設備の自動化と販売の省力化を進めていますが、今後そういう取り組みの発信が求められそうですね。
何とかこの業界をより良くしたいので、頑張ります。